桜の樹の下には屍体が埋まっている

私は極度に"人に嫌われること"を恐れる人間なので、その最上級に「この人は私の葬式で悲しんでくれるか」という自問自答があるのだけど、その答えは一生目に見えず分からないというジレンマを夜な夜な考えている。

人の死は2度あって、肉体的な死と忘れられてしまうという存在的な死がある、なんて話をさらっと聞いたこともあるけど、桜の木の下に埋めてもらえれば私は少しばかり長らえることが出来るのだろうか。

まぁ長生きする気はさらさら無いが、それなりに楽しく生きたいよなぁと散る桜に想いを馳せている。

好きな人が幸せでいてくれれば、満足だもんなぁ。