お星様が顔を出せば、また明日

あえてかどうかは分からないが、あの時一度だけ歌ったそのフレーズが強く刺さっている。星が降る夜に、3回唱えたお願いごとは、もう叶ったかな。きっと、お月様も笑ってるだろうね。

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先日、華金やし福岡出張の兄やんも帰ってくるから誰か集まろ〜〜!と元バイト先のLINEが久しぶりに動いた。上司ぶん殴ったので行きます、と返事をして、仕事をちゃかちゃかと終わらせて地元の友人の店に着いたらすでに大好きな人たちがいて最高になった。「うわ、またお前可愛くなったから気付かなかったわ」と店長(実際は店長ではないのだがほぼこの店を1人で回している元バイト先の同期、良い背中をしているイケメンガール)が言うので、バイトの子含めてあんたたちに1杯出してやって!!!と気前よく言ったら、2人から間髪入れずにハイボール頂きました!!ってデカ目の返事が来た。10畳弱の狭い店に5人くらい、ほぼ貸し切り、この後ぎゅうぎゅうに12人まで増えることはつゆ知らず、床で乾杯した。

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私のバイト先は自分で言うのもなんだが、仲がいい。先輩後輩関係なく喋るし、あだ名で呼ぶし、バイト時代は朝から晩までずっと一緒にいたのでほぼ家族である(回転寿司屋は意外にも夜が遅いので毎晩朝まで遊んでいた)旅行は当たり前に同じ部屋に雑魚寝するし、今でも月一は通話するし、いつだって幸せを祈ってるし。ここの人たちと一緒にいると、優しさのハードルが上がってしまって、ちょっと困ったりもする。

だってこんなにずっと一緒にいるのにいまだに、必ず重い物は持ってくれるし、嫌いな食べ物は避けてくれるし、髪切った?って言ってくれるし、それぞれの推しメンを大事にしてくれるし、お酒がなくてもオールできるし、夕飯をジャンケンで決めてくれる人たち、なかなかいないもん。男女の仲とか、そーいうのじゃないんですよ。家族って愛しいよねっていう、ただそれだけ。

「もう俺、次は24だよ」と出会った頃は高校生だったやつに言われて、なんだか泣きそうになりながらコークハイを飲んだ。重ねてお兄ちゃんと呼ばれている先輩が「俺はもう30が見えてる」と言ってきたので「おにいは早くこっちに戻ってきて」「お兄ちゃんがマジでお兄ちゃんになる」なんて口々に皆んなで言ってた。そろそろみんなと出会って8年くらい?アニバーサリーライブ、やらないかんなぁ。

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あの頃みたいに「また明日」って言いかけて、「またね」って言い直した。終電間際、地元に残るのは2割くらいで、みんな散り散りになったけど「今日いない子含めて集まらなきゃね」って口々に言ってたから、やっぱり「またね」で正解だと思った。それでもちょっぴり寂しくて、白線の上だけ歩いて帰った。