人は夢を二度見る、らしいけど

まさかこの曲で泣くとはね、と思った。

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去年コロナにより全てがパーになった真夏の全国ツアー in 広島を1年越しに取り戻してきた。揚げもみじ饅頭、ヤベェとは聞いてたけどはちゃめちゃに美味かった。広島近すぎと聞いてたけど天空席なのに肉眼レベルに近すぎた。全てが美味いと聞いてたけど、本当に牡蠣も穴子もビールも、どれもこれも美味かった。と、ほくほくした感想ばかりになるのだけれど。

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なんで推しメンも卒業してるのに広島まで行くの?と聞かれたら、多分「乃木坂が好きだから」と答えるのだろうと思った。本編最後「人は夢を二度見る」でメンバーの幼少期の写真と将来の夢を流しながら「あぁ夢は二度見るもの 若さは熱しやすく冷めやすく目移りするだけでとても大切なもの見失ってしまうけれど」と歌われて、その時点でどひゃーとなっていて。「それでも 人は夢を二度見る」と彼女たちが笑った時に、『あいどる』とたどたどしく書かれた将来の夢が画面に流れたときはただ手を仰ぐしかなかった。夢が叶った子も、別の道を歩んだ子も、今このステージに立っていることがひとつの幸せでありますように。乃木坂ちゃんはずっと、そんなことを互いに祈れる優しい人たちだったなぁ。このメンバーで立てるこのステージはこの1回しかない、MCで口々にしたその言葉はあまりに眩しくて儚いよねと思った。

アイドルをプロデュースし始めて、何度も暑さと寒さを通り過ぎて、それでも変わらずに"居る"その子たちに甘えたくなって。私は半分縋りついた訳なんだけど、5thでいっぺんビンタされた。私は他と比べれば耐性があったと思っていて、もちろんショックも受けたけど「推しは推せる時に、ちゃんと愛を伝えてあげてね」と言って卒業していった推しメンの姿を思い出したりもした。ちゃんと形にしなきゃね。もちろん、その形やペースは、人それぞれだけどさ。あなたと手を繋ぎたいから、「手繋ご」って声に出すんだよ。

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出会ってから多分4年以上経って、でも酔っ払いながら花火買って、ライターなんて慣れないねってちょっと火傷しながら火を付けてる姿は何にも変わらなくて。もうそれぞれの推しはとっくに卒業したし、なんなら4人中2人はライブすら入れてなかったけどそれでも年齢差も感じずに同じグループを好きで居られるのって本当に凄いのかも。

推し活動をしていることを「偉い」というのは個人的には違うと思っていて。なんというか勿論お金を費やしていることは凄いと思うし、真似できない部分もあって素晴らしいと思うんだけど、応援の仕方に優劣は無いと思っているわけです。(当たり前だが積んでる人が優遇されるべき部分は状況に応じて大いにあると思っている)だからこれからも自分のペースで、好きな人たちに好きを伝えて行けたらいいなぁ、と思った週末でした。えへへ、8月の神宮も楽しみだな。

流れ星が消えるまで、私は、三度目の夢を見るよ。