帰り道、一生遠回りしてたかった

なにこれ、愛じゃん」と誰かが声を上げた深夜2時。最後のバイトを終えてなんだか寂しくて、貰ったプレゼントと一緒に自転車押しながらみんなで歩いた帰り道もこれで最後なんだと思うと夜風が死ぬほど染みました。

 

高校2年の時にこの回転寿司屋で働き出したんですけど、最初は週5の部活の唯一のオフと土日の練習や試合の後にしか入れなくてこんな思い入れが強くなると思ってなくて。大学に入ってから同い年が増えて、出来ることも増えて、集まって遊んだり夜更かししたりしてたら、いつの間にか4年経ってた。

ずっと一緒にいたから、もはや家族なんですよね。春夏秋冬、年越しに初詣、プールに花火に旅行にドライブ。深夜にカラオケ行こって言えばすぐに行ってくれる人達、当たり前すぎてバイバイの仕方が分からなかったなぁ。マジで「大切な思い出 好きだったこの場所」すぎる。インスタのハイライトは既に点線だけどまだまだ全然残しきれてないよ。てかバイト終わりのラーメン、とうに100杯越してるんじゃないかと思うと恐ろしいですね。

沢山の常連さんがわざわざ挨拶しにきてくれて、後輩たちはケーキと色紙とプレゼントに動画まで用意してくれて、なんかもう乃木坂46を卒業する時ってこんな気持ちなのか?と思った(は?)会えるけど毎日会えないってこれか、辛くね?サヨナラに全然強くなれないんですけど……

 

同日に大学の卒業式があって、久々にクラスの子たちにあったら4年前と何も変わらず馬鹿なことで笑えるメンツだった。変わってたのは華やかな服装だけ、寂しいことづくめだな〜春はどこかしょっぱい。なんだか桜餅みたいだね。

4年間通わせてくれた両親と、関わってくれた人達本当に有難うございました。感謝の分だけがんばらなきゃですね。

 

やっぱり「またね」って言いたいなぁ、君にも。